花とゆめ2017年8号の暁のヨナ138話のあらすじと感想です♪
138話はおそらくコミック24巻に収録されると思います。
暁のヨナ24巻138話のあらすじ【ネタバレ注意】
交渉
ヨナには色目を使い、身分の低いものには横柄だったカン・テジュンのことがが、あまり好きではなったミンス。しかし、いま目の前には、鼻水を垂らしながらボロボロと泣き崩れる男がいます。
「姫様・・・」
「この方は本当にカン・テジュン様ですか・・・?」
あまりにも印象が違い、ミンスは少し引き気味です。
そんなテジュンにこれまでの経緯を説明し、戦を止めるための協力をお願いするヨナ。
「・・・私はむちゃな事を言っているわ」
「これを実行したらあなたの立場は確実に悪くなる」
「場合によっては罪人にされてしまうかもしれない」
「元々可能性は薄いと思って来ているしよく考えて・・・」
「やります!!」
テジュンは何も考えずに即答!ミンスが再確認しても、やはりピクリとも考えは変わりません。
「姫様」
「イザの実を覚えてらっしゃいますか?」
唐突にイザの実の話を始めるテジュン。あの時ヨナからもらったイザの実を、テジュンは村の人々と大切に育て、まさに今日収穫を迎えたそうです。そして、今では火の部族にとって大きなる希望の実となっています。
「あの時建てた診療所にはたくさんの人が集まり」
「村が大きくなりました」
「そして村人が言うんです」
「あの時自分たちを助けてくれた赤い髪の少女と」
「暗黒竜とゆかいな腹ヘリ達はどこへ行ったのかなと」
火の部族の恩人であるヨナの役に立ちたいという夢が今日叶い、テジュンは身が震えます。
スウォン
城の上から空を見上げるスウォン。
(これが片付けば)
(この国は戎帝国からの侵略にも耐えうる力を手に入れられる)
その時、ヨナのことがスウォンの頭をよぎります。
(今さら・・・彼女の為に立ち止まるなら)
(最初から斬り捨てたりなどしない)
(あれだけの事をしたのだから)
(平穏に生きて)
(幸福に死んでゆくつもりなんてない)
そこへ、火の部族から狼煙が上がったという報告が入ります。火の部族の狼煙は北戎及び千州から侵略があったという合図。
(リ・ハザラが動いた・・・)
(想定内だが少し早い)
(・・・しかし)
(真国との戦で防備が手薄な時を狙って攻め込んだのなら)
(納得はいく・・・)
同時刻。待機しているヨナにも、火の部族の狼煙が上がったことが伝えられます。
「これでしばらく空の部族は簡単には動けないはず」
ヨナの力強い瞳にゾクッとするミンス。
(この方は)
(城を出られて)
(一体なにを成して来られたのだろう)
ミンスは、目に映る人々をただ懸命に守ろうとしているだけのこの少女が、この国を大きく変えようとしているのを感じます。
四龍
四龍とユンが入れられた牢に、またミザリが差し入れを持ってきます。とてもありがたいものの、ユンは少し戸惑い気味。
「あ」
「ありがと」
「っていうか」
「どうしてここまでしてくれるの?」
ユンに問われ、ミザリはしばらくの間ジッと何かを考え込みます。
「そこの緑の人と白い人」
「五星に入りませんです?」
「五星に入れば処刑も拷問も無しになりますよ」
「コウレン様もきっと喜んで・・・」
「ミザリ」
「勝手を言うな」
そこへ調度コウレン姫がやってきて、ミザリの話を遮ります。
四龍達にヨナから音沙汰がないことを告げるミザリ。そして、逃げたかスウォンに殺されたのではないかと考察します。
しかし、四龍には少しも動揺する様子はありません。
「娘さんはただの女の子じゃないから」
「四体の龍に愛されて生まれた緋龍の子だから」
「龍神達の緋龍愛をナメない方がいいから」
「その気になれば」
「天をも味方につける」
国境
そのころ、真国との国境には雨が降ってきます。
「ねー」
「雨降って来たね真国の人」
「食料とか足りてる?」
ハクからの指示通り、真国民と仲良くしようと話しかける風の部族の戦士達。
「黙れ高華国のガキ共」
「何を企んでいる!?」
真国の兵士達は、警戒度マックス。
そこへ雨除けの外套を持ってきたアヤメが、真国の兵士達にも手渡そうと近づいて行きますが・・・
「近寄るな女!!」
アヤメに向かって真国兵から弓が放たれます。
「アヤメ!!」
ガッ
矢がアヤメに直撃しようかという寸前、ハクが現れ槍で矢を払います。
「なに相手をピリピリさせてんだよ」
「仲良くやんのが風の部族のおはこだろうが」
「そんな風に育てた覚え」
「ありませんよ」
暁のヨナ24巻138話の感想【ネタバレ注意】
今回は無事テジュンの協力を得ることができてよかったです♪ スウォンも警戒してるようでしたし、これまで何度も空振りが続いたけど、ようやく有効な手を打てた感じですかね。
しかし、これヤバイよテジュン((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル 明らかにこれは国への反逆でしょう。テジュン大丈夫かなあ。
お兄さんにも、またメッチャ怒られそう(笑)まあ、今のテジュンは身分を剥奪されても、村で楽しくやっていきそうですけど。
それにしても、久しぶりに「ゆかいな腹ヘリ達」という言葉を聞いて笑ってしまいました(笑)そして、またコミックを読み返したくなりました。
たしか、まだ四龍が揃ったばかりのころの話だったかな?あの時の、実が収穫されるようになったんですね~
「暁のヨナ」みたいに長く続いている漫画は、記憶に曖昧になったころに読み返すと何度でも楽しめるので大好きです♪
あと、スウォンの一番の懸念はやはり戎帝国みたいですね。国を強くするために、ヨナを裏切ってまで王位を乗っ取ったんでしょうけど、戎帝国の方もヨナがどうにかしてしまいそうな気がします(笑)
そのためにも、まずは真国との争いを穏便に終わらせて欲しいなあと思います♪
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