花とゆめ2017年11号の暁のヨナ140話のあらすじと感想です♪
140話はおそらくコミック24巻に収録されると思います。
暁のヨナ24巻140話のあらすじ【ネタバレ注意】
緋龍城
スウォンから書庫に入れてもらえず、城下町へ行くことも禁止されて、リリがむくれています。
2万の軍勢が集まったにも関わらず未だに動く気配はなし。千州からの侵略のウワサもあり、テトラは何か妙なものを感じます。
「もしかしてリリ様に知られたくない情報が・・・」
そこへアユラが慌てた様子でやってきます。
「リリ様」
「スウォン陛下 真国に向けていよいよ出立なさるそうです」
「二万の軍勢のうち一万を率いて」
「そして援軍として我が水の部族軍からも約六千の出兵が決まったそうです」
そのころスウォンは準備を整え、とうとう真国へ向けて出発しようとしています。
「引き続き」
「火の部族及び千州への警戒をよろしくお願いします」
部下へ指示を出すスウォン。
(随分と足止めをくらったな)
牢獄
「そこで頭を冷やせ」
ユン達が入れられた牢獄に、ボロボロになったミザリがドサッと放り込まれます。
「えっちょっと・・・」
「何があったの?」
ユン達は何があったのか訳が分からず戸惑います。
「四龍さんの力が・・・欲しい・・・」
「ゼノさんの血や肉を食べれば」
「僕も不老不死になれます?」
涙を流しながら、ギョッとするようなことを言い出すミザリ。
そんなミザリに、ゼノはこれまで自分の血を浴びた兵士、肉を食った獣も、みな等しく死んでいったことを伝えます。
「俺にも昔」
「絶対に死んでほしくない人間がいたんだ」
「だが」
「その人にも死は等しく訪れた」
「今は・・・」
「それで良かったと思ってる」
切なそうにつぶやくゼノ。
ゼノの話を聞きながら、ジェハは遠い目で誰かのことを想います。
(そうかもしれない・・・)
(でも僕はここで捕らわれてから)
(たびたび夢を見る・・・)
(それは僕の脚が奪われて)
(もう二度と)
(泣いている彼女のもとへ飛んでいけない夢だ)
国境沿い
真国の兵士が風の部族に救われたことで、殺気立っていた雰囲気が消え、真国の若い兵の中には風の民に柔和な態度を見せ始めるものも出てきています。
「ハク様」
「ヨナ様が心配ならこちらから探しに行きますか?」
ヴォルドがハクに訊ねますが・・・
「・・・いや」
「下手に動いたら行き違いになるかもしれねえからな」
「それに・・・」
「あいつらが目と鼻の先で捕らわれてる」
「いざって時は誰を敵に回しても俺が助ける」
ハクがキッパリと言い切ります。
「すみませんヨタカやミザリがあなたの仲間を捕らえなければこんな事には・・・」
「・・・こんな事がなければ・・・」
「ヨタカやネグロとは気が合うなと思っていたんです」
ハク達が強い絆で結ばれているのに対し、五星はバラバラになってしまったことをヴォルドは悲しそうに語ります。
そして、すぐそばで楽しそうに笑い合う風の部族の人々へ目をやるヴォルド。
「あなた方 風の部族が羨ましい」
「あんなふうに皆で平和に過ごすのが」
「私の夢です」
ヨナ
馬車で真国近くの町へ向かうヨナとアルギラ。馬車の窓から外を覗くと、ヨナの予想通り、水の部族の兵士たちの姿が見えます。
その時、ヨナ達の乗った馬車を見て、兵士が無理やりそれを止めます。
「貴様・・・」」
「見慣れぬ服装だな」
「怪しい奴!」
アルギラの見られぬ服装を見て、兵士が問答無用で斬りかかってきます。しかし、もちろんアルギラは簡単に兵士を撃退。
「何の騒ぎだ」
そこへ騒ぎを聞き付けたケイシュクがやってきます。
「その顔・・・」
「まさか・・・」
互いの顔を見て、ハッとするヨナとケイシュク。ドクンドクンとヨナ鼓動が高鳴ります。
ここにケイシュクがいるということは、スウォンも近くにいるということ。これが交渉する最後のチャンスのはず・・・
ヨナは顔を上げ、ジッとケイシュクを見つめます。
「あなたが」
「私の顔を知らないはずがない」
「ケイシュク参謀」
「私はイル王の子ヨナ」
「真国についてあなた達の主スウォンに話があります」
「どうかスウォンのもとへ案内して下さい」
ヨナの訴えを聞き、少しの間 考え込むケイシュク。
「・・・殺せ」
「この者達は真国の密偵だ」
「殺せ」
ケイシュクは問答無用でヨナを亡き者にしようとしますが・・・
「ふざけるな」
「戦の前に真国の使者の言葉も聞かず」
「なぜここで不条理に殺されなければならない?」
「それが私の父を葬ってまで手に入れた地位でやりたかった事か」
恐ろしい顔で、ケイシュクを睨みつけるヨナ。その迫力に、ケイシュクはゾッとします。
「どうしました?」
「ケイシュク参・・・」
ちょうどそこへスウォンがやってきます。そして、スウォンはヨナの姿を見て、目を大きく見開きます。
コメント
おお、、。久々のヨナとスウォンの対面ですね。ヨナが怪我等負わなければいいのですが(汗)