花とゆめ2017年14号の暁のヨナ142話のあらすじと感想です♪
142話はおそらくコミック25巻に収録されると思います。
暁のヨナ25巻142話のあらすじ【ネタバレ注意】
昼
コウレン姫が待機する館に、ゴビ神官ら反戦派の者達が押しかけます。
「コウレン姫!」
「どうかお目通りを」
「タオ姫をお返し願いたい!!」
「今すぐタオ姫の解放を!!」
ゴビ神官らが館の前で怒鳴り続けていると、コウレン姫が門から出てきます。
「コウレン姫・・・」
「宮城へ戻られませ」
「国王様がご危篤です」
ゴビ神官の言葉に、コウレン姫は目を見開きます。
「国王様が病に伏せられてからコウレン姫は国王に代わり政の全てを取り仕切って来られた」
「まるでもう王にでもなられたかのように」
神はタオ姫を次期国王に選んだこと。しかし、コウレン姫は神の声に聞く耳を持たず、己の復讐のために民を道連れにしようとしていることを、ゴビ神官は厳しく糾弾します。
「わかっている」
「お前が私よりタオを御しやすいと考え王にさせたがっている事を」
ゴビ神官に向かって侮蔑の表情を浮かべるコウレン姫。
「タオがなぜ自分に擦り寄るお前たちが離れ」
「アルギラとヴォルドら数人のみを連れて独自に動いていたか」
「神に教えてもらったらどうだ」
痛いところを突かれ、ゴビ神官はカアアアっと顔を赤くします。
「高華国の王スウォンはイルのように情け深くはない」
「首を城門に投げ入れられる前にこの場から逃げた方がよいぞ」
「十七年前の戦で離島に逃げた時のようにな」
怒りの表情を浮かべる反戦派の者達を無視し、コウレン姫は館の中へ戻っていきます。
夜
コウレン姫はタオ姫のもとを訪れ、タオ姫に父が危篤であることを伝えます。
「・・・お前はヨナ姫が戻ると思うか?」
コウレン姫の問いに、タオ姫が静かにうなずきます。
「お前はスウォンを悪鬼だと思っていないのだな」
「私はイルを殺したのがスウォンだと知り」
「やはりユホンの息子よと憎しみが深くなった」
しかし、コウレン姫は自分とは対照的にあの時のヨナから、スウォンへの憎しみよりも仲間を救いたいという強い想いを感じたことを思い出します。
(どうしたらあのように生きられるのか?)
(私の生きてきた道は)
(決してそんな戦にする為に歩いてきたわけではなかった)
(だがもう戻れない)
寂しそうな笑みを浮かべるコウレン姫。
「タオよ」
「お前を解放する」
「父上のもとへ帰れ」
ヨナが出ていってから10日。コウレン姫はすでにヨナは亡き者と結論づけます。
「私は中央であの男・・・スウォンを迎え撃つ」
「この戦を始めた責任を」
「必ず果たす」
タオ姫がもうしばらくヨナを待つよう訴えますが、コウレン姫はもう聞く耳もちません。
「お姉さま待って!」
「では四龍様を・・・」
「あの方達も解放して下さい!」
「お姉さま・・・」
「お姉さま・・・!!!」
その場を後にするコウレン姫。しかし、次の瞬間・・・
コウレン姫たちの背後が、キラッと小さく光ます。
国境沿い
ちょうどその頃、国境付近で待機するハク達のもとへアルギラとヨナの乗った馬が駆けてきます。
「アルギラ戻ったか」
「おう」
「色々あったぜ」
「聞いてくれよヨにゃんがすげーんだ」
嬉しそうに話を始めようとするアルギラ。そのアルギラ背中に捕まりながら、ヨナはぐったりと意識を失っています。
「・・・ハク・・・」
うわ言でハクの名を呼びながら馬から崩れ落ちていくヨナ。しかし、それをハクががっちりと受け止めます。
その拍子にヨナがハッと目を覚ますと、目の前にはハクの顔が。
「だ」
「大丈夫!」
ヨナは真っ赤になって、ハクを引き離します。
意識がハッキリすると、ヨナはスウォンから会談を取り付けてきたことを説明。そして、このままコウレン姫のところへ向かおうとしますが・・・
「お待ち下さい」
ヨナ達のもとへ歩みってきたのはゴビ神官。ゴビ神官を知らないヨナにヴォルドが簡単に紹介します。
「コウレン姫は戦を前に休息を取るとおっしゃっていた」
「明朝にするがよろしかろう」
一刻を争う時に、なぜゴビ神官がこんなことを言い出すのか誰も分かりません。
「・・・神官とやら」
「何かコウレンの所へ行ったらマズい事でもあるのか?」
ハクがゴビ神官を怪しそうに見つめます。
「は・・・?」
「私がなぜそのような・・・」
誤魔化そうとするゴビ神官を見て何かを感じたのか、ヨナはバッとその場から駆け出します。
「あっ」
「お待ちを」
ゴビ神官を置き去りにし、ハク達もヨナの後を追います。
そのままコウレン姫達が待機する館へやって来たヨナ達。すると、館の外で門番達が血を流し倒れています。
ハクとアルギラが門を蹴破り中へ。
「コウレン姫は・・・」
「!」
中庭に、コウレン姫とタオ姫をかばうようにし、胸に矢を受けるネグロの姿が。
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