ハツキス2016年7月号の透明なゆりかごハツキス13話「出産不安」のあらすじです♪
ハツキス13話はおそらくコミック4巻に収録。4巻の発売日は2017年1月ごろだと思います。
透明なゆりかご4巻ハツキス13話のあらすじ【ネタバレ注意】
ヤスエさん
ある日、☓華の仲のいい友達のおばさんが、腹痛を訴えてクリニックに来院してきます。名前はヤスエさん。42さんのキャリアウーマンで、子供は持たない主義です。
「は?」
「ありえない・・・」
「だってちゃんと避妊してたし・・・」
「絶対違います」
診断の結果は、なんと妊娠。しかし、ヤスエさんはそれが信じられないといった感じで、困り果てます。
しかし、女性の性か、子供ができたとなると、だんだんを産む方向へ傾いていくヤスエさん。旦那さんに相談してします。
旦那さんは、急にヤスエさんが心変わりしたことに驚き、また高齢出産の心配をしますが・・・
「大丈夫ひー君には迷惑かけないから」
と、言い切ります。
その後、高齢出産のリスクなどを調べあげ、ビッシリとレポートのようにまとめ、クリニックで先生を質問責めにします。
ヤスエさんは健康体で、検査の結果も良好、さほど心配するほどのリスクもないことが分かると、ヤスエさんは産むことを決心します。
そして、旦那さんや職場にも協力してもらい、完璧な体調管理を始めます。そんなにキッチリした妊婦さんを見たことがない☓華は感心してしまいますが・・・
「うーん・・・」
「私は心配よ」
「ああいうタイプほどちょっとしたことで」
「つまづくことが多いから・・・」
婦長さんは、何やら心配なようです。
変化
しかし、だんだんと体にダルさを感じるようになり、家事や仕事でミスをし始めるヤスエさん。これまで簡単に出来たことができなくなり、暗い表情を見せるようになっていきます。
どうやり理想の自分と現実とのギャップに苦しんでいる様子。先生は全て妊婦特有の症状だと説明するものの、それでも納得できないようです。
「妻がここに来ていませんか?」
「今日いなくなったんです」
ある日、あわてて旦那さんがクリニックに駆け込んできます。先日、とても疲れた様子のヤスエさんが、初めて弱音を吐いたそうです。
「・・・お願いだから家のこと手伝ってよ」
そう言われても、家事などできるかぎりのことはしているつもりの旦那さん。さらに、色々と要求してくるヤスエさんに・・・
「できる限りの協力はしてるつもりだけど?」
「ヤッちゃん言ってたじゃん”迷惑かけない”って」
「あれウソなの!?」
思わず、そうこぼしてしまいます。
「違うけど・・・」
ボロっと涙が溢れてくるヤスエさん。旦那さんは、そんなにツライなら産むのをやめることも考えてみてはと提案しますが、それっきりヤスエさんは何も話さなくなってしまいます。
海
そのころ、海の前のガケに一人ポツンとたたずむヤスエさん。
(私・・・)
(どうしてこんな所にいるんだろろ・・・)
ボーッとしていると、近所の民宿のおばさんが声をかけてきます。もう時間も遅く、そのままおばさんの民宿にお世話になることに。
ただならぬ雰囲気を感じ、何があったのか訊ねるおばさん。ヤスエさんは、妊娠したものの、だんだんと出産までの計画が狂っていき、不安で怖くてたまらなくなったことを涙ながらに打ち明けます。
「やっぱり年だし安心して子供を産めるか不安で・・・」
「立派な母親になれるとも思えません・・・」
そんなヤスエさんに、おばさんが優しく語りかけます。
「それだったら・・・」
「あなたはもう立派な母よ」
意外な言葉に、ヤスエさんはえっと驚きます。
「妊娠って不安をかかえることなの」
「その不安は子供の命を守れるかどうかの不安なの」
不安の中、苦しんで必死に子供の命を守り、もうすぐ出産できるところまで育ててきたヤスエさんには、充分に母親の資格があるというおぼさん。体が疲れるのは、赤ちゃんからの休んでというサインだと言われ、ヤスエさんは何か安心した気持ちになってきます。
クリニック
次の日、ヤスエさんは家へ帰り、あらためてクリニックにもやってききます。心配をかけたことをみんなに謝るヤスエさん。その時には、もう元気で前向きな人に戻っています。
☓華が話しかけると、ヤスエさんも☓華のことを覚えていた様子。
「私もいろんな方の出産を見ましたけど」
「みんな不安を抱いてました」
「病院は母子ともに安全な出産を手伝うことはできますが」
「私達だけで完全に不安をとることは難しいです」
「どうしても家族の方のフォローが必要です」
「ダンナさんがヤスエさんをできるかぎり見守ってあげてください・・・」
☓華の話の聞き、簡単に堕ろせというようなことを言ってしまったことを、旦那さんがヤスエさんに謝ります。
その後、ヤスエさんと旦那さんは2人で協力して子育てをし、幸せに暮らしているそうです。
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